マニラ「慰安婦像」の背景について、補足情報いくつか その1

2017年の12月に フィリピンのマニラ市に「慰安婦像」が設立され、2018年4月27日、それがマニラ市職員を名乗るものによって撤去された。撤去の前に、フィリピンの華人団体が撤去に反対の抗議をしていた。このようなニュースを読んだ。 ちなみに、この像はマニ…

日本は AI の世界で生き残れるか?

中国のネット3大企業 「BAT」(Baidu: 百度、Alibaba、Tencent)の 1 社である百度は、最近 AI に注力している。 それは競合である Alibaba、Tencent に差をつけられている背景もある。 オンラインショッピングで強い Alibaba、チャットアプリ及び決済で強…

「租購同権」政策は、中国住宅価格低下の引き金をついに引くだろうか?

中国の住宅価格の高騰は昔から指摘されている。バブルが起きているといわれて久しい。 特に上海・北京・深圳・広州等の大都市では特に高く、マンションの価格が日本円にして 100万円/㎡ になることも珍しくない。 以前に比べて所得が高くなったといっても、…

都議会選の選挙期間を決めたのは誰か?

前のエントリーで、東京都議選の選挙期間が短いのではないかという内容の文章を書いた。 そして、選挙期間を長くしたら何か選挙が変わるかもしれないと書いた。 では、その選挙期間を長くする為には何をすればいいのだろうか? そして、そもそも選挙期間は何…

10 日間という東京都議会選の選挙期間はとても短いのでは?

お題「最近のニュースに対して一言」 東京都議会選挙が 7 月 2 日にあった。 結果、小池氏が率いる「都民ファーストの会」が大きく議席を伸ばし、自民党が大きく議席を減らした。 この結果をもたらした要因については色々な分析がされているが、特にここでは…

ネクタイがフォーマルでなくなりつつある。新しいフォーマルファッションはどんなものになるか?

ネクタイ。 男性で社会人を経験した人にとって、つけたことがない人は少ないのではないだろうか? ネクタイをつけないと正装でない。そういうイメージを多くの人が思っている人は多いと思う。 しかし、この「男性の正装=ネクタイ」というイメージが、崩れつ…

「総合商社は日本の特有の業態」はどれほど本当か?

「総合商社」 三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅等の会社が代表的だが、「トレーディング」という、よく一般には分かりにくい事業を中心としている企業群だ。 取り扱う商品は多岐にわたる。鉄鉱石・銅等の金属資源、石炭・ガス等のエネルギー…

試論:なぜ日本は金余りのはずなのに、東芝半導体売却先の候補の「日米韓連合」に、「米」が入っているのか?

東芝半導体の売却交渉が進んでいる。売却先候補として名乗りを挙げた会社はいくつかいたが、今のところ 2 陣営に絞られつつあるように見える。その二陣営は以下の 2 陣営だ。 1:「日米韓連合」陣営 産業革新機構 ・・・ 日本政府系投資ファンド 日本政策投…

日本にある外国語表記が、外国人旅行者を楽しませている

海外旅行にいくと、変な日本語に出くわすことがある。 標識や看板、お菓子のパッケージ、レストランのメニュー等に日本語が書いてあったりすることがある。 それはそれで嬉しいものの、なかなか日本人には思いつかないような変な表現になっていることがいて…

「ソフトバンクビジョンファンド」についての一考察

10兆円規模の資金規模のソフトバンクビジョンファンドが立ち上がった。 ものすごい規模だ。 単純に考えるならば、日本で時価総額最大のトヨタ(19兆円程度)の過半数の株式を買い、傘下に収めることすら可能な規模だ。 日経新聞によると、米国と中国のベン…

【外国新聞中の昔の日本:1878年】日本の食事は最低!

今は和食は欧米でも一つのジャンルとして確立しているように見え、一定層のファンはいるようだ。 しかし、最初に接した欧米の人にとって日本食は最低の食事だったようだ。 これは日本食のレベルが上がったのか、それとも欧米の人の舌が慣れたのか? 興味深い…

【外国新聞中の昔の日本:1859年9月17日 英The Hereford Times紙】日本との貿易

以下は、1859年9月17日の英国 The Hereford Times 紙に表れた日本と様子を描いた記録である。日米修好通商条約の翌年の記事である。 誰が書いたかわからないのが残念だが、文章からするに長崎に駐在している英国人の政府関係者で、長崎に着任したばかり、江…

ころりころげた木の根っこ ー 新しい仕組みへ

「まちぼうけ」という歌を聞いたことがある人は多いと思う。 「まちぼうけ まちぼうけ ある日せっせと野良稼ぎ そこに兎が飛んできて、ころり転げた木の根っこ~」 歌で歌っている話は、こういうものだ -- ある時一人の農夫の目の前を兎が勝手に走ってきて…

猫の下剋上

日本はいつまで技術大国か?-ドローン分野では少なくともそうでない

2017 年の 7 月からドローンによる無人飛行タクシーがドバイで開始されるとのこと。 ドバイは 2030 年までに交通量の 25% を無人化しようという計画を持っており、今回の取り組みはその一環だ。 【参考】ニューヨークタイムズの記事 恐らく本格的な普及には…

コンテナ が グローバリゼーションの仕掛け人か

コンテナ。 あまり普段の生活では意識することはない。 荷物を運ぶときに使われる、鉄やアルミでできた、同じ形をした大きな箱である。 1965年に初めて使われ、今は世界中で荷物を運ぶのに欠かせない箱である。 コンテナは、「コンテナ船」と呼ばれる船…

インドのパレードは何かすごい ~ India Republic Day 2017

「インド人もびっくり」という言葉がある。 この言葉はどうやら元々はカレーのテレビCMのフレーズだったとのことだが【出所】、カレーのCMを超えて、様々な場面で驚きを表すのに使われることもある。 私もたまに軽々しく使うこともあった気がするが、ある…

中国政府のビットコインへの規制は、日本国内の仮想通貨の盛り上がりに水を差すか?

「仮想通貨」 「ビットコイン」 日本国内において、最近このような分野が盛り上がってきているようだ。 2016年5月に仮想通貨の取り扱いについて定めたいわゆる「仮想通貨法」が成立、2017年には施行される予定だ。 2016年には仮想通貨の代表で…

「サッカー版爆買い」の次に、「スキー版爆買い」があるだろうか?

中国のサッカーチームが、信じられない額の報酬で欧州リーグのスーパースターを引き抜くニュースを最近よく耳にする。あまりに多く耳にするので、もう慣れてしまった感もある。 下は世界のトッププレイヤーの報酬上位20名のランキングだが、トップの2人を…